2017年12月25日

クリスマスおめでとう

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正雲寺にもサンタがやって来たー!

今日はイエス・キリストの誕生日です。私は仏教僧ですが、愛と真理を語るイエス様を、お釈迦さま同様に慕っています。そのご降誕を素直に喜びたいと思います。イエス様は、豪華な宮殿ではなく質素な馬小屋でお生まれになりました。このことは私に「静けさの中で、慎ましくあれ」と教えます。ご縁のあった方々の幸せを祈りながら静かに聖夜を過ごしたいと思います。

しかし世の中には、今この瞬間も苦しく悲しい思いをされている方もいらっしゃることでしょう。クリスマスを祝うどころではないかもしれません。そんな誰にも相談できずに一人でじっと耐えている方にこの話を贈ります。


ある男が夢を見ました。夢の中で男は主イエスと二人で並んで歩いていました。男が後ろを振り返ると、これまでの道のりには、主イエスと自分の二組の足跡が記されていました。ところが、所々、足跡が一組しかない場所があります。男は思いました。

「そういえば、その場所は私が苦しんでいた時だ。
私が苦しんでいた時に限って一組しかない」。
そこで男は傍らのイエスに尋ねます。
「どうして私があなたを一番必要とした時に、
私からお離れになったのですか」。
イエスがお答えになりました。
「いとしい我が子よ。
私は片時もお前の側を離れたことはない。
お前が見た一組の足跡は、私のもの。
私はその時、お前を背負っていたのだ」


苦しい時、背負われていることを実感できないとしたら、それは悲しいことです。なぜなら、その人は苦しみに中にいてもなお自分のことしか関心がないからです。この話の男のように、一組の足跡を見て、自分の足跡だと思い込むところに苦しみは隠れています。クリスマスは、心を愛で満たす日です。独りぼっちを嘆くのではなく、これまでどれだけ多くの人に支えてもらって来たか、また今は誰に支えてもらっているかを心静かに考える日にしたいですね。

メリークリスマス!

posted by むしょうさん at 06:52| Comment(0) | 人生相談

2017年12月16日

八正道 その三【正語】

八正道(はっしょうどう)は、お釈迦様が説いた「苦しみを止滅させるための八つの方法」です。「正しい道」とは、本来「さとりの智慧を得る方法」という意味ですが、今は「他人を幸せへと導く方法」と理解する方が分かりやすいかもしれません。利他の生き方こそ、苦しみから解放されて自らを利する生き方だからです。正しくあるためには「自分の思い通りにしたい」という自己中心的な考えや態度、つまりエゴを減らす努力が大切だと最初の【正見】で教えています。


【正語(しょうご)】〜正しく話す〜
“言葉の暴力”と言うように、私たちは話す言葉によって多くの罪を犯します。怒りの言葉、怨みの言葉、妬みの言葉、批判の言葉、自画自賛の言葉、自己弁護の言葉。共通しているのは「自己中心性」です。自分の好み、都合、世界観で話しています。そこには相手を尊重、配慮する心はありません。結果として、人に不快な思いをさせますから、人間関係は壊れていきます。そこに苦しみが生じるのです。正語は、これらとは逆です。相手が喜ぶような、幸せな気持ちになるような言葉です。それは「ありがとう」の一言かもしれませんし、たんに「おはよう」の挨拶かもしれません。「私はあなたのことを決して忘れていません。いつも気にかけています」という気持ちが込められた言葉です。優しい言葉ばかりではありません。相手を思うからこその厳しい言葉もあります。人は、自分に心を寄せてくれる人にのみ関心を示すものです。正語が善良な人間関係を築くことでしょう。

posted by むしょうさん at 08:18| Comment(0) | 人生相談

2017年12月01日

めいちゃん

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大分別院でひっそりと暮らすめい(命)ちゃん。とてもシャイな性格で、部屋からは決して出ようとしません。机で作業をしていると、小さな顔をスリスリ寄せてきます。「ミャ〜」と自己主張することはなく、ただ控えめに「ミン」となきます。古参和尚の良き友です。
posted by むしょうさん at 16:49| Comment(0) | 日記