2016年08月15日

問い:中絶をしました。罪悪感に苦しんでいます。

答え:仏さまに懺悔(さんげ)をしてください。

あなたに回心していただき、笑顔を取り戻してもらいたいと思います。仏さまは、深い愛情で罪を犯した人々を平等に優しく包んでくださいます。どうぞ、家の中で悩んでいないで、お寺に足を運んでください。そして仏さまの前に座って、心からの懺悔(さんげ)をしてください。

あなたが辛いお立場にあることは承知しております。しかし事実は申し上げなければなりません。正しい自覚なしに先に進めば、再び過ちを犯す危険があるからです。中絶はいかなる理由においても罪です。ここにマザーテレサの言葉をご紹介します。「中絶する者は平和の破壊者です。なぜならば、母が子供を殺すなら、他人同士が殺し合うのは当然になるからです」。この言葉の根底には「命を与え、また命を奪うのは神のみ」という考えがあります。神ではない人が命を自由にしてはならないということです。中絶は、男女の間で適切な配慮がなされていれば、犯す必要のなかった罪です。仏教は、自分の命を維持するための最小限の殺生は認めています。しかしそれ以外の必要性のない殺生は厳しく禁じています。「みだりに殺してはならない」は、仏教の戒律の中で最も重大な戒律です。それだけに罪も重いのです。罪を犯せば、それ相応の苦の報いが必ずあります。誰も報いから逃れることはできません。これを仏教の用語で「自業自得(じごうじとく)」と言っています。あなたが現に罪悪感に苦しんでいることが報いかもしれませんし、別の形でやって来るかもしれません。それは誰にも分からないのです。苦の報いを消し去ることはできません。

懺悔とは、合掌して頭を下げ、嘘や飾りのない素直な心で仏さまに洗いざらい罪を告白することです。そして「もう二度と繰り返しません」と誓い、回心することです。その心が本物である時、仏さまがあなたの罪を消し去り、重い報いを軽くし、あなたの身と心を清らかにしてくださると経典には書かれています。懺悔の不思議な力と言えるでしょう。あなたはまず徹底して懺悔をしなければなりません。その懺悔が本物であった時、はじめて未来が開かれるのです。正雲寺にお越しの際は、どうぞ声をかけください。仏さまの慈悲の心に触れながら、これからのことを一緒に考えてまいりましょう。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
メール: mushou@shounji.or.jp
LINE ID: mushosan
ご連絡の際「ブログを見た」と
書き添えていただけると幸いです。

会津正雲寺 0242-28-1110(24時間対応します)
大分正雲寺 097-583-4433(24時間対応します)
水子供養は、福島県と大分県にある二つの正雲寺で承ります。
正雲寺の水子供養 http://shounji.or.jp/mizuko.html

〇懺悔の不思議な力については、『修証義』という経典に記されています。あわせてご覧ください。
『修証義』第7節 http://shounji.sblo.jp/article/176374645.html
『修証義』第8節 http://shounji.sblo.jp/article/176500512.html

タグ:水子供養
posted by むしょうさん at 06:42| Comment(0) | 人生相談
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: