2016年08月29日

問い:人から「礼儀がない」と言われました。

答え:意識してファーストワードを使いましょう。

人から「元気ですか」と尋ねられた時、あなたはどう応えますか。ただ「元気です」とだけ応える人は、これからは「おかげさまで」を先に言うようにしましょう。理屈っぽい人は「何のおかげですか」と聞いて来るかもしれませんね。何のおかげでもいいのです。「おかげさまで」は、「私が今元気なのは私一人の力でなはく、多くの人に支えられているおかげです」という気持ちの現れです。それは神さまや仏さまのおかげかもしれません。いずれにせよ、あなたが目に見えないものを大切する人、自分以外の人に敬意をはらう人だという証しです。そういう人を「人格者」と言います。

人から「体調がすぐれない」と打ち明けられた時、あなたはどうしますか。「〇〇薬を飲みなさい」や「〇〇病院に行きなさい」と言うでしょうか。言われた人は「そんなことは私にも分かっている。聞きたい言葉はそれではない」と思っているかもしれません。これからは薬や病院を紹介する前に「それはお困りですね。お辛いことでしょう」と言ってあげてください。その人は、具体的な対処法を聞くよりも、あなたからの思いやりの言葉がほしいのです。

「おかげさまで」や「それはお困りですね」は、ファーストワードです。私たちはよくこのファーストワードを省略して、セカンドワードから話しをしがちです。相手へ敬意や思いやりの心は、ファーストワードの中に込められています。これからは意識してファーストワードを使い、血の通った温かい会話、人格者の会話を目指しましょう。正しい敬語を使うこと以上に、あなたのファーストワードがあなたを「礼儀正しい人」にしてくれます。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
http://shounji.or.jp

posted by むしょうさん at 15:34| Comment(0) | 人生相談
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