2016年11月21日

問い:子供を亡くして辛いです。

答え:以下は、同じ経験を持つ女性の話です。

子供を亡くしたお母さんがいました。「悲しくて辛くてしかたがありません」と言います。励ましの言葉も、深い悲しみの前では無力のようでした。

しばらくして女性から連絡がありました。聴けば、今は託児所で働いているということでした。子供好きの彼女らしい選択でした。彼女は「悲しみが消えたわけではありませんが、子どもたちに囲まれていると安心するんです」と言いました。私はその言葉を聴いて、とても大切なことを思い出したのです。

彼女の言うとおり、悲しみが消えたわけではないでしょう。それでも彼女は今、安心して暮らしています。悲しくて辛いだけだった以前と比べれば大きな前進です。なぜ安心できたのでしょうか。それは彼女が、自分でも気付いていませんが、幸せになる方法を実践しているからです。幸せに向かって歩いていることを自分でもなんとなく感じているのです。

幸せになる方法は一つです。それは、他人の幸せを考えることです。自分が幸せになりたいなら、他人の幸せを考えることです。反対に、不幸になりたいなら(そんな人はいないと思いますが)、自分の幸せだけを考えることです。自分の悩みでいっぱいで、他人のことに目を向ける余裕がないという人は、幸せには遠いと言わざるを得ません。

子供好きが高じて、子供のために何か役に立ちたいと思い、彼女は託児所で働き始めました。そこでは毎日が子供の幸せを考える日々です。おそらくは我が子を亡くした悲しみを忘れてしまうほどに忙しい日々でしょう。しかしそれが彼女自身の幸せにつながっているのです。

私にも亡くした子がいます。悲しみは消えません。それでも穏やかな気持ちでいられるのは、私が「人の役に立ちたい」と願い、また微力とは言え、多少なりとも実践しているからでしょう。私も彼女と同じように、他人の幸せを考えることによって自分の安心を得ているのです。

悲しくて辛い時には、気力を振り絞って、人の幸せになることをしてください。今のあなたに気力がないのはよく分かります。それでも振り絞るのです。これ以外に安心を得る方法はありません。必ず光が差して来ます。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
メール: mushou@shounji.or.jp
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タグ:水子供養
posted by むしょうさん at 06:55| Comment(0) | 人生相談
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