2016年12月07日

問い:思い通りになりません。

答え:思い通りにならないのが当たり前です。

ある老人は言いました。「人生は思うままにならないのが当たり前であり、それ故にありがたいのだ。人の思いの中には、良いものもあるが、よこしまなものもたくさんある。それがもし、人の思いのままになるとしたら、我々は安心して生きていられまい。思うままにならないからこそ、安心して暮らすことができ、またより大いなる者への随順の気持ちも起きようというものだ」と。

本当にその通りですね。私の思いの中にも、良い思いとよこしまな思いとがあります。私は自分のよこしまな思いがどんなものかを知っていますから、それが思い通りになって形になることを想像するとゾッとします。思い通りにならなくてよかったと思います。お釈迦様は、よこしまな思いを“悪魔”と呼び、「誰の心にも住みついている」とおっしゃいました。私は、私の中の悪魔を退散させ、良い思いだけで生きられるようにとお釈迦様に祈っています。それが「大いなる者への随順の気持ち」というものでしょうか。

しかし良い思いまで思い通りにならないのは辛いですね。ある人と「良い関係を築きたい。仲良くなりたい。信頼し合いたい」と思って努力しているのに、相手は少しも反応してくれないということがあります。辛いですし疲れます。八木重吉(1898-1927:キリスト教信徒・詩人)はこう言います。

人と人とのあいだを
美しくみよう
わたしと人とのあいだをうつくしくみよう
疲れてはならない

良い思いを通そうとすると、時に疲れます。そう、疲れてはいけないのです。あきらめないでください。無関心にならないでください。あなたが努力して愛を込め続けていることは、神仏をはじめ皆が知っています。

posted by むしょうさん at 00:00| Comment(0) | 人生相談
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