2017年05月02日

問い:子供のお骨を家に置いています。このままでいいですか。


答え:それがあなたの幸せかどうかを考えてください。

お子さんを亡くしたお母さんの中には、子供のお骨をずっと自宅に安置している方がいらっしゃいます。愛しい我が子のそばにずっといたい、申し訳ない気持ちで謝り続けている、そういうお母さん達です。そのお気持ちは、母として、また人としても当然のことで尊い心だと思います。私は、お子さんのお骨を家に置いておくという行為自体は間違っていないと思います。ただ、これとは別に考えていただきたいことがあります。それは、お母さん自身の幸せについてです。

仏教には「執着(しゅうちゃく)」という言葉があります。執着とは、ああしたい、こうしたいという欲が強すぎて、その欲がかえって自分を不幸にしてしまうことです。欲は誰にもあります。ささやかな幸せを保つくらいのほどほどの欲なら良いのです。「一年に一回は家族旅行に出かけたい」とか「地味な服はやめて、明るい服を着て気分を変えたい」とかです。でも、もしこれが「一年に一回ではなく、毎週出かけたい」とか「明るい服でも、シャネルでなきゃダメ」というふうに欲が強くなってしまうと、色々と問題が起きて幸せでいられなくなります。

お母さんの、子供のお骨に対する気持ちもまた同じです。お骨のそばで生活することが、お母さんの心を和(なご)ませ幸せにしてくれるのなら、それもいいでしょう。しかしお骨への思いが強すぎて、いつまでも悲しみから抜け出せなかったり、新しい幸せをつかむ障害になっては困ります。第一、母親のそんな姿を亡くなった子供は見たくないでしょう。

もし現状が、少しでも不安だったり、重荷に感じるようなら、迷わずお骨を手放すべきです。手放すことは別れではありません。縁を切ることでもありません。お母さんとお子さんのそれぞれが新しい幸せをつかむことなのです。目に見える形ではなくても、二人の心はしっかりと結び合っているのですから、何も心配はいりません。お母さんは「この子がいるから、私は幸せになれた」と言えるようになってください。お子さんは「大好きなお母さんが幸せで嬉しい!」ときっと言ってくれるでしょう。

お骨を手放すとは、お墓に埋葬したり、お寺に納骨することです。お寺の役目は、お母さんとお子さんの二人が同じくらい幸せになってもらえるように手助けをすることです。その第一歩は、執着する心を減らすことからです。ご相談はいつでも無料で承ります。一人で悩まないで、どうぞご連絡ください。

正雲寺副住職 無聖(むしょう)
メール: mushou@shounji.or.jp
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会津正雲寺 0242-28-1110
大分正雲寺 097-583-4433
水子供養は、福島県と大分県にある二つの正雲寺で承ります。
正雲寺の水子供養 http://shounji.or.jp/mizuko.html


タグ:水子供養
posted by むしょうさん at 09:44| Comment(0) | 人生相談
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