2017年06月25日

問い:追善供養って何ですか?

答え:故人が成仏できるように応援することです。

人が亡くなるとお葬式をします。お葬式とは、故人を仏様の弟子にする儀式です。弟子になって初めて、修行して自分自身も仏になる資格を得るのです。お葬式によって、故人は仏になる(成仏する)資格を得ますが、まだ成仏したわけではありません。これから四十九日間をかけて修行(善い行いを)するのです。しかし修行したからといって必ず成仏できるとは限りません。生前、悪い行いが多かった人は、死後も苦の報いを受けることになります。生前の悪行が死後の善行を上回っている時には、閻魔さまの判断で四十九日目に地獄に連行されることもあります。成仏はさせてもらえず、再びこの世に戻されることもあります。

人は誰でも例外なく悪い行い、すなわち命あるものを殺し、嘘を言い、怒りで人を傷つけています。人は一生のうちに数え切れないほどの悪い行いをしているのです。だからこそ、成仏するためには、生前の悪行を上回る善行を積まなければならないというわけです。しかし、故人の修行(善行)だけでは足りないかもしれません。そこで故人の善行に、遺族の善行を追加して、何としても故人に成仏していただくという供養の方法が生まれました。それが追善供養です。「追加の善行」ですから「追善」と言うのです。

では、遺族の善行とは何でしょうか。「故人が成仏できますように」と祈ることだけではありません。もっと現実的な善行です。故人とは無関係でもいいのです。笑顔で人に「おはよう」と挨拶したり、お母さんの家事を手伝ったり、友達の悩みを聞いてあげたりです。自分以外の人が喜んでくれることなら何でも良いのです。あなたが行なった善行の功徳は、故人の成仏を助けることになります。

49日間は意識して善いことをするように、人を喜ばせるようにします。追善供養は、故人を成仏させることの他にもう一つ効果があります。それは、大切な人を亡くしたあなたの悲しみを癒やすことです。仏様は言います。「心の痛みを消し去る方法はただ一つ。人を幸せにすることである」と。故人の成仏を助け、あなたの心の痛みも癒やす、この一石二鳥とも言える功徳を持つのが追善供養なのです。

posted by むしょうさん at 09:56| Comment(0) | 人生相談
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