2017年12月16日

八正道 その三【正語】

八正道(はっしょうどう)は、お釈迦様が説いた「苦しみを止滅させるための八つの方法」です。「正しい道」とは、本来「さとりの智慧を得る方法」という意味ですが、今は「他人を幸せへと導く方法」と理解する方が分かりやすいかもしれません。利他の生き方こそ、苦しみから解放されて自らを利する生き方だからです。正しくあるためには「自分の思い通りにしたい」という自己中心的な考えや態度、つまりエゴを減らす努力が大切だと最初の【正見】で教えています。


【正語(しょうご)】〜正しく話す〜
“言葉の暴力”と言うように、私たちは話す言葉によって多くの罪を犯します。怒りの言葉、怨みの言葉、妬みの言葉、批判の言葉、自画自賛の言葉、自己弁護の言葉。共通しているのは「自己中心性」です。自分の好み、都合、世界観で話しています。そこには相手を尊重、配慮する心はありません。結果として、人に不快な思いをさせますから、人間関係は壊れていきます。そこに苦しみが生じるのです。正語は、これらとは逆です。相手が喜ぶような、幸せな気持ちになるような言葉です。それは「ありがとう」の一言かもしれませんし、たんに「おはよう」の挨拶かもしれません。「私はあなたのことを決して忘れていません。いつも気にかけています」という気持ちが込められた言葉です。優しい言葉ばかりではありません。相手を思うからこその厳しい言葉もあります。人は、自分に心を寄せてくれる人にのみ関心を示すものです。正語が善良な人間関係を築くことでしょう。

posted by むしょうさん at 08:18| Comment(0) | 人生相談
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