2018年11月04日

トモちゃん

正雲寺に新しい仲間が増えました。2018年7月20日、炎天下の境内でのこと。愛犬センが突然興奮気味に吠えはじめました。びっくりして吠えている方向を見ると、50メートルほど先の車の下でコソコソと動く影があります。私は何だろうと思いそっと近づきました。すると、そこには全身の毛を立てて「シャー」と威嚇しながらこちらをにらむ子猫がいました。私の手のひらに乗るほどの小さな命です。とてもおびえていました。

私たちは、長年一緒だった猫のゆふちゃんを亡くしたばかりで、お寺に猫がいないのを寂しく思っていました。動物愛護センターの保護猫を譲り受けようか、それとも猫好きの知人に声をかけようか、などと話し合っていたのですが、「やっぱりご縁に任せて、お寺に(野良)猫がやって来るのを待とう」ということになりました。しかし、それがいつになるのか分かりません。

そんな時にこの子猫が現れました。推定年齢2ヶ月。私はとっさに素手で捕まえようしましたが、子猫の素早さに追いつきません。どうしようかと悩んでいたところ、近くにいた子供達が「どうしたの?」と声をかけてくれました。そこで子供達と作戦を立て、全員で子猫を取り囲もうということになりました。幸い子猫は体力がないらしく、10メートルほど逃げるとすぐにうずくまってしまいます。その時がチャンスです。私は虫取り網を持ち、子供達が逃げ道を塞ぐのを待ってから静かにゆっくりと近づきます。「大丈夫、怖がらなくていいよ。友達だからね。友達、友達」と何度も言いながら近づきます。一度素手で捕まえたのですが、すり抜けてしまいました。今度は絶対に逃がすまいとゆっくりゆっくりです。私は無意識に「トモちゃん」と呼んでいました。友達だからトモというわけです。あと20センチ、10センチ。子猫は先ほどとは違って逃げようとしません。それどころか「トモちゃん」と呼ぶたびに小さく「ミー」と答えます。こうして子猫は無事に保護され、名前も「トモ」になったのです。

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こんなことがあるのでしょうか。ゆふちゃんが亡くなって、次に「ご縁に任せよう」と決めて、それからセンちゃんが知らせてくれて、私が子猫の存在に気づいて、人手が必要な時に子供達がいて…。そうやっていくつものご縁に支えられてトモはやって来ました。偶然ではない大きな力が働いているように思えてなりません。トモの命を、ゆふちゃんが、センちゃんが、そして子供達が支えたのです。命は互いにつながっているのですね。

やんちゃな子猫のこと、それからが大変です。現在トモは6ヶ月。私の部屋で怪獣のように暴れています。静かだった私の生活は一変。トモに振り回される毎日です。もちろん、楽しくて幸せな日々です。寺猫トモちゃんの様子はツイッターでも時々お知らせしています。よろしければご覧ください。

むしょうのツイッター
https://mobile.twitter.com/mushosan

posted by むしょうさん at 12:49| Comment(0) | 日記
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